黒ハート

2010年12月15日

男55歳で初めてのマイホーム頭金0円とは・・・!!

東京にある会社に勤務する55歳の男の実話である。

突如、マイホームに目覚めたらしい。

世はインターネットの時代である。

インターネットで得た情報で、家を買おうと思ったという。

今、東京23区内で住んでいる自分の住まいは賃貸アパートであるという事実。

家賃は12万円ちょっと。しかも傾斜家賃で、毎年少しずつ上がっていく・・・。

しかし給料は、?

勤めている会社の先輩の給料が下がった!

60歳になったからというのがその理由であった。

そこで初めて、(ハッ?!)としたらしい。

それまで口を酸っぱくして、家族たちが家を持とうと言ってきたにもかかわらず、価値観の違いか、
休日のドライブがてらに、家族に案内されるがまま、売り家を見学に入っても本気で家を買おうとは思ってもみなかったという。

高齢になって賃貸アパートは、事実上住めなくなるという現実にやっと気づいたらしい。

家賃を支払えなくなった途端、どうするかって話である。

引越しすればいいよという話であろうが、高齢者を喜んで迎えてくれる賃貸住宅というのは、もっと家賃が高くなる。

間抜け・・・という言葉があるが、人間が間抜けということは、もはや人間ではない。
人間から、間を抜くと、『人』そのものになる。人と人とが共に暮らす共生の社会人間社会に暮らしていない人種ということになる。

他人の恩恵を受けながら生きているのに、それすらも気づけないで、単なるひとりの人としてだけで生きている。

だから他人の恩恵もここまでというところへ到達したときに、ひとりで何もかもしなければならないところへ立たされてしまう。

若い時には色々な先人たちからの恩恵、他人の恩恵等を当たり前のようにして受け続けていく。

年を重ねるごとに、その恩恵が減っていく・・・。

例えば、住宅などもそのひとつである。高齢になると人は死ぬ可能性が高くなる。

貸した部屋でそのまま死なれると、後が困ったことになると考えられてしまう。

死ぬのは自然であることであるけれども、そこで病気で寝込んだりう色々と起こってくると考えられる一般的な高齢者たちの実態に、貸し部屋のオーナーたちは、貸した部屋のあらゆるリスク負担を想定すると、リスクが高すぎる高齢者たちには貸さないと決めた方が楽である。

これはどこも似たような考え方を持っているのか、民間では安い賃貸住宅は高齢者に決して優しくない。

高齢になってしまうと『収入が減る』と想定される場合には、収入を確保すると同時に将来的にも住宅を確保するということも視野に入れて備えておく必要がある。
東京で暮らしている人には宿命的な課題の一つといえそうな問題だ。

しかし長い間、その事実から目をそむけてきた男が、自身が55歳という年齢に到達し、なおかつ、自分の目前で、60歳になった勤め先の先輩がその翌月の給料支給日に、会社社長から突如、「60歳になったから給料下げましょう」と言われてその場で支給された給料カットの現実に、やはりショックを受けたのであろう。5年先の自身の姿をそこで見たのである。

その先輩は、3年ほど前に持ち家中古マンションを購入していたのを思い出した。住宅ローンを使って。
かねてより、その男の妻が「東京では50歳以上になったら民間契約では、家賃安い賃貸住宅には入れない。契約してもらえない 持ち家が必要。」と口を酸っぱくしていっていたのを思い出した。

(そうだ!家を買おう!今しかない!・・・)

つづく・・・・
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晴れ